写真や映像は、写すことの技術だと思われがちですが、実は「写さないこと」の選択でもあります。日本の美意識にある「間」——その余白こそが、画に静けさと奥行きを与えます。
余白は、雄弁である
主題を画面いっぱいに詰め込むと、情報は増えても、余韻は減ります。あえて空を広くとる、被写体を隅に置く。空いた空間が、見る人の視線と想像に呼吸をさせる。何もない部分が、実はいちばん多くを語ることがあります。
引き算の勇気
足すのは簡単で、引くのは怖い。要素を減らすほど、残したものの責任が重くなるからです。それでも、本当に伝えたい一つを際立たせるには、まわりを削るしかない。私たちのブランドが余白と番号を大切にするのも、この引き算の美学に通じています。
