映像が主役になり、誰もが動画を撮る時代です。それでも私たちは、一枚の静止画を撮ることをやめません。動画にできて写真にできないことがあるように、写真にしかできないことも、確かにあるからです。
止まっているから、留まる
動画は時間を運びますが、写真は時間を止めます。止まった一枚は、見る人の中で長く留まる。何度でも戻ってこられて、細部まで見つめられる。過ぎていかないからこそ、記憶に深く沈む——それが静止画の強さだと思います。
一枚に賭ける緊張
連写でもなく、動画からの切り出しでもなく、「今だ」と決めて一枚を切る。その緊張感が、写真という行為の核にあります。全部撮れる時代だからこそ、一枚に賭ける覚悟が、かえって作品を強くする。私たちはこれからも地上から、その一瞬を狙い続けます。
