Log や RAW でフラットに撮ると、階調も色も後工程に委ねられます。ハイライトが粘り、影が残る。けれど撮って出しの「正解の色」は、そこにはありません。色を決めるのは、最初から最後まで自分です。
自由の裏側
Log は魔法ではありません。眠い素材のまま納品すれば、ただ締まりのない映像になる。自由に作れるということは、基準を自分で持たねばならないということ。どんな色で語りたいのか——その意図がないと、豊かな階調はただ持て余す情報になります。
撮る前から、色は始まっている
良いグレーディングは、撮影現場から始まっています。光の色、背景のトーン、衣装の色味。撮る段階でおおよその着地点を思い描けているほど、後の色作りは迷いません。色は仕上げの作業ではなく、最初の構想の一部だと考えています。
